レキサルティ®のはたらき
レキサルティ®は、適切な抗うつ薬による治療を複数回行っても十分な効果が得られないうつ病・うつ状態の患者さんに対して使用されます。抗うつ薬とレキサルティ®を一緒に服用することによって治療効果を高め、うつ病のさまざまな症状を改善する“増強療法”に用いられるお薬です。
レキサルティ®の効果(イメージ)
うつ病の薬物治療における増強療法
うつ病のさまざまな症状は、頭の中で気分や意欲のバランスをとっている「ノルアドレナリン」「セロトニン」「ドパミン」と呼ばれる物質が関与しているのではないかと考えられています1)。レキサルティ®は、これら3つの物質の神経伝達のバランスを整えることで、うつ症状を改善することができると考えられています。
増強療法とは
うつ病の治療では、抗うつ薬を使用してもやる気がおきない、夜眠れない、不安になる、気持ちが焦るなどの症状が残ってしまうことがあります。残っている症状は、以下のようなさまざまな問題の一因となります。
仕事や日常生活に支障をきたしてしまう
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仕事を休みがちだ…
仕事に集中できない… -
家事や育児が
十分にできない…
うつ病の再発の一因となる可能性がある
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気持ちが晴れない…
なんとなくゆううつ… -
やる気がおきない…
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不安な気持ちが
続いている…
これらの残っている症状を軽減するために、レキサルティ®を抗うつ薬と一緒に用いる治療は増強療法と呼ばれています。